寒い季節に温かい紅茶を飲むのって幸せですよね。
気温が高くなってきたら、アイスティーで頂くのも至福です♪
梅雨時期や夏には食べ物が傷みやすくなりますが、実は紅茶も腐るということをご存じでしたか?
茶葉やティーバッグ、液体の紅茶でも、腐ってカビが生えることもあるんです…!
紅茶は腐るとどうなるのか?賞味期限切れの紅茶は飲んでも良いのか?ということも気になりますよね。
というわけでこの記事では、
- 紅茶が腐ったときの見分け方
- 賞味期限切れの茶葉はどうしたら良いのか
- 使用前の茶葉、開封済みの茶葉を長持ちさせるための正しい保管方法
などについて詳しくお伝えしていきたいと思います。
関連記事:
紅茶をすするのはマナー違反って本当!?正しい飲み方をチェック!
紅茶を飲むと喉がイガイガするのはなぜ?殺菌作用が関係してる?
紅茶は腐るとどうなるの?見分け方は?
美味しい紅茶も、直射日光が当たるところに放置したり、湿気の多い場所に置いておくと腐ってしまうことがあります。
紅茶が腐るとどのような変化が起こるのでしょうか。
まず、すでに淹れた紅茶(液体)の場合は
- 変なにおいがする
- 味が酸っぱくなる
- 水面に白いカビが浮かぶ
- 水中にクラゲのようなふわふわしたものがある
このような状態になります。
特に、ペットボトルに入った市販の紅茶は、飲み口のところから雑菌が繁殖しやすく腐りやすいので、放置は厳禁です。
また、ティーバッグで紅茶を淹れたあと、ティーバッグを放置すると、そこにも黒カビや青カビが生えることがあります。
こちらも使ったら放置せず、すぐに捨てるようにしましょう。
次に、茶葉自体が腐った場合ですが、茶葉はまず腐る前に傷むという過程があります。
傷んでくると、
- 紅茶の香りが飛ぶ
- 茶葉が黒っぽくなる
- 茶葉同士がくっついて固まりになる
こんな変化が起こります。
そして、さらに湿気を含んだり温度が高くなってしまうと、液体の紅茶と同じように、変なにおいがしたりカビが生えたりしてしまうのです。
紅茶が腐っているかどうか、ちょっと怪しいなと思ったら、まず匂いを嗅いでみるのが一番の見分け方です。
においを嗅いでみて、紅茶独自の香りがしないと思ったら要注意!
変なにおいがしたら、アウトです。(T_T)
賞味期限切れの紅茶の茶葉はどうしたら良いの?使い道はある?
茶葉の賞味期限は開封済みか未開封かで大きく変わってきます。
茶葉の種類や、販売している紅茶メーカーにもよりますが、基本的には
- 未開封の場合:約1~2年
- 開封済みの場合:約1ヵ月~3ヵ月
となっていることが多いです。
開封しているか否かで、こんなにも賞味期限に差があるんですよね。
なぜこんなに差が出るのかと言うと、紅茶の茶葉は空気に触れることで一気に質が落ちていくからです。
未開封であれば密閉されているので安心ですが、一度封を開けて空気に触れた瞬間から、茶葉の酸化が始まります。
また、開封した茶葉は空気中の湿度を吸ってしまうため、傷みやすくなってしまうんですね。
と言っても、開封後に飲み切れず、茶葉が賞味期限切れになってしまったという方も多いのではないかと思います。
また、頂きもので大量にもらったけど、未開封で何年も前に賞味期限が切れてしまったという茶葉もあるかもしれません。
そんな茶葉たちはどうしたら良いのでしょうか?
実は、賞味期限切れの茶葉には意外な使い道があるんです!
料理に使う
茶葉の賞味期限が切れていたとしても、未開封であれば使い道はたくさんあります!
そのひとつが、料理に使うというもの。
固いお肉を煮る時に紅茶を使うと、紅茶に含まれるタンニンという成分の働きによって、お肉が柔らかくなるんです!
また、お肉の臭みも取れるので美味しくなりますよ♪
それと、燻す(スモークする)料理にも紅茶の茶葉が役立ちます。
工程はこんな感じです。
- フライパンにアルミホイルを敷いてその上に茶葉をのせる
- その上に網をかけて好きな食材を並べる
- フタを閉め弱火で10分加熱したら完成!
とってもお手軽に燻製が作れるので、賞味期限切れの茶葉がある方はぜひ利用してみてくださいね(*^-^*)
もちろんグリルでも使えます☆
消臭剤・芳香剤として使う
賞味期限が切れた紅茶の茶葉でも、まだ香りが残っている場合、お部屋の芳香剤としても使えます。
また、紅茶の茶葉には消臭作用があるので、消臭剤として再利用するのもおすすめです!
乾燥している茶葉を適当な容器に入れて、冷蔵庫や靴箱、玄関などに置いておき、1~2週間で取り換えると長く消臭効果が期待できますよ♪
未使用の茶葉はもちろんですが、紅茶を飲んだ後の茶殻を乾燥させたものを使ってもOKです。
灰皿の中に茶葉を敷いておくと、たばこの嫌なにおいを軽減させることもできますね。
染物に使う
紅茶には染色作用があるので、布を染めることができます。
紅茶を使って染物をするのを「紅茶染め」と言います。
Tシャツやハンカチ、レースやリボンなどの染物も作れるので、ハンドメイド作品を作るときにもぴったりなんです。
紅茶で染めたものはセピアカラーのやさしい色合いに仕上がるので、ナチュラル感が好きな人にはとてもおすすめです♪
最近私の友人が手作り布マスクの紅茶染めをしていたのですが、とてもおしゃれな色合いで素敵でした!
作り方を教えてもらったので、私も早速作ってみようと思います(*^^*)
紅茶の茶葉を長持ちさせるための正しい保管方法
さきほどもお伝えしましたが、紅茶の茶葉は未開封か開封済みかで、賞味期限が変わってきます。
未開封の場合は、冷暗所で保管しておけば数年日持ちします。
開封済みの場合、長持ちさせるためには、なるべく空気に触れさせない・湿気を吸わせないことが大切です!
密閉できる容器に茶葉を移し替えて、こちらも冷暗所で保存しましょう。
冷蔵庫や冷凍庫で保管することもできなくはないですが、他の食材の匂いがうつってしまうこともあります。
紅茶の風味が損なわれる可能性もあるので、できれば室内の別の場所で保管する方が良いですね。
また、茶葉の保管に使う容器は、密閉性に加えて、遮光性があるとベストです!
市販の紅茶茶葉はアルミ缶に入っていることが多いですが、アルミ缶は空気も通さず遮光性にも優れているので、保管容器にはピッタリなんですね♪
アルミ缶以外であれば、陶器製の物でも遮光ができます。
茶葉を保管するのに避けた方が良いのは、ガラスの容器ですね。
ガラスは光をもろに通してしまうので、茶葉を保存する容器には向きません(>_<)
紅茶は腐るとカビが生える⁉賞味期限切れの茶葉はどうしたら良いの?のまとめ
今回の記事では、紅茶は腐るとどうなるのか・腐っているかどうかの見分け方、賞味期限切れの茶葉の使い道や、茶葉を長持ちさせるための正しい保管方法についてもお伝えしてきました!
ペットボトル入りの紅茶や、紅茶を淹れたあとのティーバッグを放置してしまうと、腐ってカビが生えてしまう事もありますので気を付けましょう。
茶葉は、未開封で空気に触れていなければ冷暗所で保管することで長く日持ちさせることが可能です(*^^*)
開封済みの茶葉は、その瞬間から酸化が始まり、香りも飛びやすいです。
空気に触れさせない、湿気を吸わせないというのが長持ちさせるポイントですね!
一度開封した茶葉は、遮光性と密閉性に優れたアルミ缶や陶器製の容器などで保管して、できれば1ヵ月以内に消費するのがおすすめです。
飲み切れなかった分や、未開封のまま賞味期限が切れてしまった茶葉は再利用もできます。
消臭剤や紅茶染め、料理に再利用することが可能ですので、今回の記事が参考になればと思います(*^_^*)
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました♪

